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宝石と鏨彫りにこだわるジュエリークリエイター Daiki Kaneko です。
今回は「角麻ノ葉ペンダント ~制作工程~」についてです。
角麻ノ葉ペンダント制作工程のご紹介です。
お写真のものは「With Gold beads」でペンダントのサイドの、
ビーズがゴールドカラーになっています。
(※金色でお作り頂きたいとお話があり、今年夏よりSTARTのVersionです)
金箔とゴールドカラーのビーズの相性が良いペンダントになります。
それでは、
金箔を嵌めこむ前のペンダントです。
タガネで「タテ・ヨコ・右ナナメ・左ナナメ」に刻み込み写真の様になります。
金箔はとてもやわらかい為、慎重にしわにならない様に扱います。
呼吸だけでも軽く飛んでいきますので静かに行います。
奈良の鹿角(過去の記事でもご紹介)で叩き込みます。
中心よりズレが無いように叩き入れていきます。
写真は半分くらい嵌め込んだ途中の段階です。
金箔を全て嵌め込み、整え、完成になります。
最初のタガネで刻み込みをいれる工程で、仕上がりの全てがきまります。
刻み跡の触り手の先の感覚で嵌め込みが出来るか出来ないか判断できます。
金箔を嵌め込む技法は、過去から現代に伝わる古い技法です。
途絶える事なく伝えて行ければ良いなと思います。
こちらのペンダントは身に着けていくと、アンティークの様な雰囲気になっていきます。
金箔にツヤがでたり、逆に少しくすんだりしていく雰囲気もその身に着けた人次第で変わります。
その雰囲気も楽しんで頂ければ嬉しいですね。
「角麻ノ葉ペンダント ~制作工程~」についてでした。
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