※HPリニューアルで2020年2月4日より前の写真が無掲載になっておりますのでご了承くださいませ。
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ターコイズと手彫りに拘るジュエリークリエーター カネコダイキです。

 

新年あけましておめでとうございます。

2018年皆様どのようなお正月をおすごしでしょうか♪

 

新年初めのブログは「彫金 毛彫りの難しさ」についてです。

彫金では「毛彫りにはじまり、毛彫りにおわる」という言葉があります。

まずは毛彫りタガネで直線を彫る事をはじめに習います。

そして曲線を彫る。線の幅を変えて彫る。宝石を留める爪を作る。

毛彫りには彫りの基本が全てあり、また奥の深さ(用途の多さ)からこの言葉が生まれました。


(毛彫り:曲線、直線)

上の写真の曲線と直線は共に同じ毛彫りタガネで彫っています。

直線といっても、同じ幅で同じ深さで真っすぐに彫らければいけません。

これがとても難しいです。

平面で出来るようになっても、指輪を彫る場合は曲線です。

その曲線に合わせて彫る角度を変えながら彫らなければいけません。

ここで挫折する方は少なくないと、私の師も話していました。

 

そしてジュエリーで平面がある事は稀です。

バングル、指輪、ペンダントは曲面で出来ています。

そして直線以外にも曲線も同じように彫らなければいけません。

 

これが「毛彫りにはじまり、毛彫りにおわる」と言われる理由ですね。

平面に綺麗に直線を彫れるまでに1ヶ月(練習量にもよりますが…)はかかります。

それが曲線に彫れる様になるのは、人によって変わります。

努力の量にもよりますが、彫り続ければいつか出来るようになります。

彫金は地道にづづける事でしか成長しないと師も話していてその通りかと思います ♪

 

「彫金 毛彫りの難しさ」についてでした。

 

BIG TREE カネコ ダイキ