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ターコイズと手彫りに拘るジュエリークリエーター カネコダイキです。
今回は「鏨の華 根津美術館へ」刀装具の数々を拝見しに行ってきました。
(入口の看板)
光村利藻(みつむら としもり 1877-1955)が刀装具の数々を収集しコレクションとして集めた品々が展示されていました。
光村氏は明治時代に装剣金工の技術を継承や作り手を守る為にも尽力した人物との事です。
展示品の数々は当時(12~19世紀)の製作する為の道具が発達していない時代でありながら、
高度な技術で精密な装飾を手仕事で行っています。
魚々子(丸い粒)が綺麗に整列している。また円状にも整列している。この時点で既にとても凄い技術です。
そして立体的な装飾品の数々は3㎝も満たない中に、数々の技法を用いられて作られています。
彫金を学んだ方は驚愕の技だと感じるでしょう。学んでいない方でも造形美の美しさに驚くでしょう。
内部は撮影禁止の為写真をあげる事が出来ませんが、当時の貴重な緻密な手仕事を拝見できます。
私は各美術館をみて回っていたりしますが、ここまで技に驚愕するものは記憶にないです。
(鏨の華図録)
そのためついつい図録を入手してしまっています。
こちらでいつでも逸品の数々を見る事ができます。
(根津美術館内 庭園風景)
根津美術館の庭園は表参道という都市の中に、静かな庭園が広がっています。
休憩がてら少しよって、ゆっくりすることも出来ます。
とても綺麗に紅葉などが楽しめました。空気も澄んでいて癒されますね。
「鏨の華」根津美術館へ でした。
BIG TREE カネコ ダイキ