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ターコイズと彫りに拘るジュエリークエイター カネコダイキです。

今回は「和彫りと洋彫りの違い PART1」についてです。

 

先日のワークショップでも、お客様に質問頂いています。

簡単にご説明しますね♬

 

まずは彫り方がちがいます。

和彫りは片手に、タガネを持ち、もう一方に鎚をもちます。

そして手前にタガネを引きながら彫ります。

 

対して洋彫りは、片手にタガネを持ち押しながら彫ります。

彫刻刀の様に彫るイメージが一番分かりやすいと思います。

 

 

なんでその違いがあるのか? というと…

日本の道具は引いて使う歴史があるからです。

のこぎり、かんな、くわ、かたな はすべて引いて使う道具です。

 

対して海外の道具は、

のこぎり(海外は押して切る)、スコップ、フェイシング は押して使う道具です。

 

またなんで押したり引いたりの違いがあるのか? という質問もありました。

それは日本人が引く力が強いからという話があります。

日本人は農耕民族で田植えをするための筋肉が発達したからと言われています。

くわを使って耕すとき、引いてつかいますよね!

 

日本の田植えの歴史は、縄文時代からあります。(約8000年前)

そしての日本の彫金の歴史は、古墳時代から発達したといわれています。(約1700年前)

長い歴史の中で、日本では引いて使う工具が主流(当たり前)になっていたのではないでしょうか。

 

「和彫りと洋彫りの違い」は「引く」か「押す」かの、彫り方の違いがあります。

ただしこれだけでは「違い」の全てではないかと思いますので、PART2に続き書きますね!

 

「和彫りと洋彫りの違い PART1」についてでした。

 

BIG TREE カネコ ダイキ