※HPリニューアルで2020年2月4日より前の写真が無掲載になっておりますのでご了承くださいませ。
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ターコイズと彫りに拘るジュエリークエイター カネコダイキです。

 

今回は「和彫りと洋彫りの違い PART2」についてです。

前回は、彫りの向きについて書きました。

彫る時の向きが手前に引くか、押すかで彫りがどう違うのか?

気になると思います!

 

和彫りは筆(ふで)で書いた様な、力強い彫りができます。

洋彫りはペンで書いた様な、繊細な彫りができます。

 

やはり彫りについても文化の違いがあります。

日本は筆(ふで)で文字を描く文化、海外はペンで文字を書く文化。

その文化によって、彫る柄を表現するための雰囲気も違うと考えられます。

 

和彫り:白虎

和彫り:朱雀

和彫りは力強い彫りが出来る事が一番の魅了なのではないかと思います。

鳥の羽根や、虎の独特な毛なみを筆(ふで)で描いたように彫る。

水墨画の様な彫りが出来るのが「和彫り」

 

洋彫りでみなさんが身近で見た事があるものは、銀の食器に彫りが装飾されている物などです。

イタリアの中世フィレンツェ(1400~1600年)で武具や聖具に生かされて今にいたります。

筆記体でイニシャルや、絵画の様な彫りもよく彫られています。

 

和彫りと洋彫りの違いは、

「彫りの向きの違い」と「筆で描いた様な彫り、ペンで描いた様な彫り」

で共に彫金が発祥された地域・文化から生まれた違いなのでしょうね ♬

 

私は和彫りの職人ですが、洋彫りの職人の仲間もいます。

違いを書きましたが、人によっては「違いは何もないよ!」と言う方もいますので、

お好きな彫りを楽しむことが一番なのかなと思います。

 

彫りを直接見たい方は店舗までお越しいただければ、

色々な彫りなど見れますのでお気軽にお越しくださいませ ♪

 

「和彫りと洋彫りの違い PART2」についてでした。

 

BIG TREE カネコ ダイキ